長所
○ ダイレクト且つナチュラルな操舵フィール
アシスト装置を持たないマニュアルステアリングそのままに...
・ 直進安定性が高く、滑らかな操舵ができる。
・ 旋回からの直進戻りは良好で自然な特性である。
・ 豊かなステアリングインフォメーションが得られる。
具体的には、
路面の状態、車両が進もうとする方向が手に感じられます。
旋回状態でステアリングホイールの力を弱めれば、SATの働きで車両は直進まで自然に戻ります。
○ ローコスト
・ トルクセンサのトーションバーは十分に太くできるので、
最大捩れ角度の制限や曲げられないようにする構造は不要となり、
簡単な機械的構造にすることができる。
・ 制御用センサは、従来通りの操舵トルクセンサとスピードパルスの他に、
動力の断続状態を検出するセンサを追加するのみである。
(舵角センサやヨー角度センサなどは無くても、SATのみで直進に戻ります。)
○ 省電力
・ アシストをしないときは、アシスト装置はステアリング機構の動きの負荷には
ならないのでアシスト装置内の減速機の減速比を大きくすることにより
アシストモータの小型化と消費電力を小さくできる。
○ トルクセンサの特性変化の影響を受けにくい
・ 車速が速くなるに従ってマニュアルステアリングの状態にすることにより、
トルクセンサのゼロ位置が温度や経年変化などで多少変化しても、
EPSが原因で車両の進行方向が右や左に流れることはない。
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