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・ともかく価格が安いのが良いと言う方
・タックペーパーを大量に印字する方
・盲人の方
・すでに他社の点字プリンターをお持ちの方
・触図(点図)を作りたい方
・ともかく価格が安いのが良いと言う方
「TEN−10」が大量の印字には向いていないといいましても、毎頁の用紙を
装着する手間がかかることと、他社の高速プリンターよりも印字に時間がかかる
という意味で、大量印字が不可能という訳ではありません。
遅い遅いと言っても機械です、人手と違って怠けたりしません。いつの間にか
可成りの量の印字をすることができます。
常に大量の印字をしない個人や団体の方には充分かと思います。
「TEN−10」だけで大量の作業を行っておられる点訳サークルもあります。
将来、他社製の高速点字プリンターを購入されるようなことがあっても、別記の
ように色々なことに使えますので、「TEN−10」が無駄になることはありま
せん。
・タックペーパーを大量に印字する方
タックペーパーは、本の表紙、絵本、薬の袋、レストランメニューなどに点字の
表示をするのに使用されますが、手作業で大量に印字することは重労働です。
単に肩が凝るだけでなく、人によっては手の疲労骨折になる場合もあります。
また、間違えて印字すると修正が困難です。
他社プリンターでタックペーパーを印字できるという機種もたまにありますが、
タックペーパーは高価ですので、B5サイズのものを常に使用するわけではなく、
用紙の上部より必要な量だけ切って使用されます。
他社プリンターは、このような小さくなった中途半端なサイズものは機械に装着
できません。
「TEN−10」は、用紙の大きさの制限は少ないですから、かなり小さくなる
まで使用できます。
このようにタックペーパーを単に打ち出せるというだけでなく、実用的に使える
といえるのは「TEN−10」だけです。
・盲人の方
操作は非常に簡単となっており、単に点字表記がされているというだけでなく、
特に盲人の方が使われる上で便利な、次の工夫がされております。
・電源を入れた時、電気が入ったことが音と振動で分かります。
・用紙の幅に関わらず、用紙の左端をガイドにあわせるだけで装着できます。
用紙ガイドを用紙の幅に合わせる調整は必要ありません。
・用紙を入れる時、機械がつかめる位置にあることが音と振動で分かります。
・用紙を装着した深さが適当でも、自動的に用紙上部の1行目に移動させます。
・印字途中で取り出しても、再度装着して印字を継続することがが可能です。
・頁番号データを利用して、両面印字が簡単に行えます。
・すでに他社の点字プリンターを持っておられる方。
他社の点字プリンターを持っていても、上述のタックペーパーや葉書など、印字
出来ない作業はあります。
更に「TEN−10」を購入されると、大量印字が必要な本文の部分は他社製の
プリンターで印字し、その他を「TEN−10」で印字することにより、点字板
やタイプライターでする作業は殆ど無くなります。
また、他社製の点字プリンターは、大きさが大きい、音が大きいなどで、印刷室
など特別な部屋に置いてあって、手軽に利用できない場合も多いかと思います。
その点、この「TEN−10」は、大きさも程々で、音も比較的小さく、手近に
置いて使用できますので手軽で便利になります。
・触図(点図)を作りたい方
プリンターとプロッターの兼用機は「TEN−10」とESA−721だけです。
しかも「エーデル」やIBM社の点字編集システム(BES)というソフトがあり
ますので簡単に作図ができます。
「TEN−10」とESA−721との差は、ESA−721は点の大きさを
「大、中、小」と3種類に変えられますが、「TEN−10」は「中」の点の
1種類です。
しかし、「TEN−10」は、タックペーパーなど、色々な用紙にも点図を描く
ことができます。
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