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1.色々な用紙に印字できます。
自由な大きさや厚みのものに印字できるのは「TEN−10」だけです。
ハガキや封筒など、ある程度厚いものに直接印字できますし、領収書や各種伝票類のような
薄いものにも印字できますから、墨字と点字を同じ用紙とすることができます。
また、接着剤の付いた透明なプラスチックシートのタックペーパーに印字することにより、
点字シールが簡単に作れますから、色々なものに点字を表示することができるようになり
ます。
2.業界標準の点字コードで動作します。
NABCC(北米点字コード)など業界標準の点字コードで動作しますから、
点訳ボランティアで最も使用されているフリーソフトの「BASE」の他、どの点訳ソフト
でも使用できます。
点訳ソフトを使用すれば、ローマ字かな変換入力を使用するなど、点字を知らなくても簡単
に点字が入力できます。
3.点図が簡単に描けます。
「TEN−10」はプリンターとプロッターの機能が自動で切り替わる兼用機です。
プロッター機能は、任意の座標に点を描く機能で、細かくて滑らかな点図が描けます。
そして、その制御方法は日本で一番多く販売されている泣Wェイ・ティー・アール社の点字
プリンターESA721と同じ制御コードで動作しますから、フリーソフトの「エーデル」
が使用できます。 このソフトはマウスを使用してどなたにも簡単に点図が描けます。
「TEN−10」とESA−721の差は、
・「TEN−10」は、点の大きさを「中」の点の一種類みで描きます。
(エーデルの中で点の大きさ指定を変更しても同じ大きさとなります。)
・ESA−721は、点の大きさを「大、中、小」の三種類に切り換えられます。
プロッターモードでの印字速度は同程度です。
4.価格が最も安いものの一つです。
国内では約20機種ほどの点字プリンターが発売されておりますが、使用するソフトに
専用のものが不要で、点字、点図ともにフリーソフトが利用できるため、本体価格は最も
安いという訳ではありませんが、ソフトを含めた実質的な価格では最も安い機種の一つ
です。
詳しくは、現在発売中の点字プリンター価格比較表をご覧下さい。
以上のように、点字プリンター「TEN−10」は、
点字による各種のサービスを行うには最適な方式のもので、
そのための投資も最も少なくて済むものであります。
尚、この点字プリンタは、単票紙を一枚ずつ手で装着する方式のもので、
大量の印字をするには手間と時間が多少掛かることをご承知ください。
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